第1章 数学とは

本章では「数学という『学問』がどのようなものであるか」を(数学者の立場から)語る。数学は古い学問であるが、その進歩と共に数学についての認識自身も時代とともに変わっている。ここではそうした数学認識の歴史的発展も考慮しつつ、数学の本質(nature)を幾つかの観点から(単純なものから発展的なものへと)並列的に述べることとする。